いびきに関するよくある質問

いびきをかいていると言われます、無呼吸症候群を疑った方がいいですか?

いびきをかいている方が全て無呼吸症候群とはいえません。しかし、いびきは気道が口蓋垂(のどちんこ)によって遮られた際、口蓋垂が振動することによって起こる現象ですので、気道が閉塞される前兆ということは言えます。ご自分のいびきを録音し、1時間当たり10秒以上の無呼吸の回数を測定してみることで判断することができます。
※診断基準:睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸停止が頻繁におこることと定義されています。この1時間あたりの「無呼吸」と「低呼吸」の合計回数をAHI(Apnea Hypopnea Index)=無呼吸低呼吸指数と呼び、この指数によって重症度を分類します。なお、低呼吸(Hypopnea)とは、換気の明らかな低下に加え、動脈血酸素飽和度(SpO2)が3~4%以上低下した状態、もしくは覚醒を伴う状態を指します。

軽症  5 ≦ AHI <15
中等症  15 ≦ AHI < 30
重症 30 ≦ AHI

(成人の睡眠時無呼吸症候群 診断と治療のためのガイドライン 2005)

いびきを治療する方法にはどんな種類がありますか?

いびき治療には、レーザー治療、C-PAP、マウスピース、その他睡眠グッズ等があります。それぞれの詳しい治療については以下のいびき治療サイトをごらんください。

いびきを改善する枕があるなら教えてください

気道を確保しやすい枕を選ぶことがコツ。首の部分が高くても低くても気道が塞がってしまうので、枕が高い場合も低い場合もいびきの原因となってしまう事があります。そのため、枕を自分に合わせて細かく調整して作ったり、自分に合った枕を見つけることがいびきの解消につながります。詳しくは以下のいびきを抑える枕のページをごらんください。

その他のご質問

子どものいびきの原因は何ですか?

小児の場合は、大人の一般的ないびきの原因となる肥満による気道の圧迫はほとんどありません。
また、飲酒による筋肉の弛緩も考えられません。小児のいびきの原因は、扁桃腺・アデノイドの肥大やアレルギー性鼻炎がほとんどです。